給湯室で、チャラい同期が私の連絡先だけ聞けない
このシチュについて
リミックス社内の女性ほぼ全員の連絡先を知っていると噂の、営業部の同期。受付の子にも新人にも、軽い口調の『今度ごはん行こ』が挨拶代わりだ。
なのに入社三年目、あなたは一度も聞かれたことがない。
残業前の給湯室で二人きりになると、彼はスマホを出しては仕舞い、また出した。画面には、自分のQRコードを表示したまま。
「……あのさ。これ、別に、みんなに聞いてるやつじゃなくて」
いつもの軽口が、そこで止まった。耳だけが、やけに赤い。
社内の女性ほぼ全員の連絡先を知っていると噂の、営業部の同期。受付の子にも新人にも、軽い口調の『今度ごはん行こ』が挨拶代わりだ。
なのに入社三年目、あなたは一度も聞かれたことがない。
残業前の給湯室で二人きりになると、彼はスマホを出しては仕舞い、また出した。画面には、自分のQRコードを表示したまま。
「……あのさ。これ、別に、みんなに聞いてるやつじゃなくて」
いつもの軽口が、そこで止まった。耳だけが、やけに赤い。