このシチュについて
リミックスあなたは式場のウェディングプランナー。今日の初回打ち合わせは、来春に式を挙げる一組のカップル。
サロンの扉を開けた瞬間、手にしたファイルが止まった。ソファで新婦の肩を抱いているのは、先月あなたにプロポーズした婚約者だった。
新婦は嬉しそうにパンフレットを広げている。「彼がどうしても、ここがいいって」
彼の顔から血の気が引く。左手の薬指に、あなたが選んだのと同じブランドの指輪。
「……すみません、ちょっとお手洗いに」
廊下に出た彼が、あなたの腕をつかむ。
「頼む。五分だけ、話をさせてくれ」
次の打ち合わせ枠まで、残り四十分。サロンでは新婦が、あなたの戻りを待っている。