このシチュについて
リミックス十八歳の卒業式の日、冗談で交わした約束があった。――三十歳になって、お互いまだ独りだったら、結婚しよう。
三十歳の誕生日の前夜。毎年のように、幼馴染の彼があなたの部屋で飲んでいる。
時計の針が零時を指した瞬間、彼は鞄から一枚の紙を出した。自分の欄だけ、もう埋まっている婚姻届。
「十二年待った。冗談だったなんて、言わせない」
紙をテーブルに置いたまま、彼はあなたを抱き上げる。
「サインは明日でいい。……先に、十二年分もらう」
十八歳の卒業式の日、冗談で交わした約束があった。――三十歳になって、お互いまだ独りだったら、結婚しよう。
三十歳の誕生日の前夜。毎年のように、幼馴染の彼があなたの部屋で飲んでいる。
時計の針が零時を指した瞬間、彼は鞄から一枚の紙を出した。自分の欄だけ、もう埋まっている婚姻届。
「十二年待った。冗談だったなんて、言わせない」
紙をテーブルに置いたまま、彼はあなたを抱き上げる。
「サインは明日でいい。……先に、十二年分もらう」