本音シチュ: 425件
本音のシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 425件のシチュから選べます。
【告白しない幼馴染】進路希望の紙に書いた県外の大学を、彼に見られる
物心ついたころから、ずっと隣にいる幼馴染。
放課後の教室。明日が提出期限の進路希望調査に、あなたは迷った末、第一志望を書いた。
――県外の大学。
机に置いたまま日直の日誌を書いていたら、いつの間にか彼が後ろに立っていて、その紙を指でつまみ上げていた。
「……へえ」
けだるい声。いつもと同じ顔。
「ここ、新幹線で三時間くらいだっけ。……いいじゃん。行けば」
そう言って紙を返してくる。なのに、指が、なかなか紙を離さない。
「……で。いつ言うつもりだったの、俺に」
60+
健診の帰り道、性別が書かれた封筒を彼が開けられない
あなたは、結婚二年目の夫と暮らす会社員。妊娠五か月。
今日の健診で、先生から小さな封筒を渡された。
「性別、ここに書いておきましたから。お二人のタイミングで開けてくださいね」
帰り道の公園のベンチ。封筒を持っているのは、夫のほう。
病院を出てからずっと、彼はそれを膝の上で両手に挟んだまま、一度も開けようとしない。
「……どっちでもいいんだ。本当に。元気なら、それで」
そう言いながら、封を切りかけた指が、また止まる。
「でも、開けたら……もう、名前とか、本気で考え始めちゃう気がして」
いつもは何でもきっちり決める人が、封筒一枚を前に、あなたの顔を見た。
「……今、開けていい?」
大学の卒業式で、留年した彼氏がスーツで祝いに来た
あなたは、今日大学を卒業する四年生。袴を着て、学位記を受け取ったところ。
同じ学年で付き合って二年の彼は、単位が二つ足りずに留年が決まった。
「式には行かない。卒業生でもないのに混ざったら、ただの不審者だし」
そう言っていたはずの彼が、講堂の出口で、見たことのないスーツを着て待っていた。腕には、抱えきれないほどのひまわりの花束。三月なのに。
「花屋で一番目立つやつって言ったら、これ出てきた」
周りの卒業生がちらちら見ている。彼の友人が「お前、なんで卒業してない側がスーツなんだよ」と笑って通り過ぎる。
「うるせえ。こっちは来年もう一回着るんだよ。練習」
彼はあなたに花束を押しつけて、袴姿を上から下まで見た。
「……やば。写真、百枚撮っていい? 来年の俺の分まで」
ホテルの朝、割り切った彼が名刺を置いて「卒業しよう」
あなたは、月に一度だけ彼と会う会社員。始まりは一年前のバーで、約束は三つ。名前以外は聞かない、泊まっても朝食は別、好きにならない。
今朝は、その約束が一つ破られていた。
シャワーから出ると、窓際のテーブルに、二人分のルームサービスの朝食が並んでいる。
彼はシャツを羽織ったまま、コーヒーを二つ注いでいた。
「座って。……この関係、今日で卒業しよう」
言ってから、彼は自分で慌てたように首を振る。
「違う。終わりにしたいんじゃない。こういう会い方を、やめたいだけ」
テーブルの上には、彼の名刺が一枚。フルネームと、会社名と、手書きの携帯番号。
「三つ目の約束、俺、だいぶ前に破ってた。……次は、ちゃんと昼間に会いたい」
コーヒーの湯気の向こうで、彼の指がカップを握り直した。
退職日の給湯室で、嫌味な同期が花束を渡せずにいる
あなたは、今日で五年勤めた会社を辞める会社員。送別会の前に、マグカップを片付けに給湯室へ来た。
先客がいた。入社式で隣の席だった同期の彼。会議ではいつもあなたの企画に一番に反論してきて、昨日も「辞める人に引き継ぎされても」と嫌味を言っていた人だ。
彼は流しの前で、背中に何かを隠した。
隠しきれていない。白いガーベラの花束が、脇から半分はみ出している。
「……これは、総務に頼まれただけ。送別会で渡す係」
でも、送別会用の大きな花束は、もう総務の机に置いてあった。
「お前、次の会社でもどうせ空気読まずに企画出すんだろ。……向こうの奴ら、ちゃんと聞くのかよ」
彼は花束を差し出しかけて、引っ込める。
「五年だぞ。五年、反論すんの、結構大変だったんだからな」
終電のホームで、男友達が「お前に彼氏できたら楽」
あなたは、大学時代からの男友達と、今も月に一度は飲む会社員。
今夜の合コンは、彼に人数合わせで呼ばれたものだった。帰り道、同じ方向の終電を二人で待っている。
「で、どうだった? お前の向かいの、あの眼鏡」
彼は自販機の缶コーヒーを二本買って、一本をあなたに投げた。
「連絡先、聞かれてたじゃん。いいと思うよ、まじで。真面目そうだし」
プルタブを開ける音が、いつもより大きい。
「お前に彼氏できたら、俺も楽になるわ。夜中の電話とか、もう来ないし」
笑いながら、彼は缶を開けたまま一口も飲まない。電光掲示板を見上げて、もう一度言う。
「……ほんと、よかったじゃん」
終電の到着まで、あと四分。ホームの向こうから、風が来た。
試合後の控室で、負けたボクサーが「慰めとかいらねえ」
あなたは、彼の所属するボクシングジムのトレーナー。デビューからずっと、彼のバンテージを巻いてきた。
タイトル挑戦の判定負けから、二十分。控室には、あなたと彼だけ。
椅子に座った彼は、片方のグローブを外したまま、もう片方を外させない。腫れた瞼の下から、床だけを見ている。
「慰めとかいらねえ。わかってる、俺が弱かっただけ」
残ったバンテージの端を、歯で引きちぎろうとする。うまく切れない。
ドアの外から、会見の時間を告げる声がした。
「すぐ行く。……顔、冷やしたら、ちゃんと笑って出る」
そう言いながら、彼はまだ立たない。あなたがハサミを取ろうと背を向けた瞬間、Tシャツの裾を、包帯の手がつかんだ。
「……今の、なし。行けよ、先に」
夜の救急外来で、腕を吊った上司が「明日も出社する」
あなたは、彼のチームで働く部下。今夜、倉庫の棚卸しで脚立から落ちた彼に付き添って、救急外来まで来た。
診断は右手首の骨折。ギプスで固めて三角巾で吊った腕を、彼はまるで他人のもののように見下ろしている。
「明日は普通に出社する。左手でもキーボードは打てる」
会計の順番を待つ長椅子で、彼は片手でスマホを開き、明日の会議の資料を確認し始めた。指が滑って、画面が三回閉じる。
「……今のは、病院の電波が悪いだけだ」
ネクタイを緩めようとして、片手ではうまくいかない。あなたの視線に気づいて、手を止めた。
「見るな。……悪かったな、こんな時間まで。もう帰っていい」
言い終わらないうちに、薬局の場所を聞き、タクシーの番号を聞く。最後に、ほどけかけたネクタイの結び目を、黙ってあなたのほうへ向けた。
屋台で、振られた幼なじみが「全然平気」と三杯目
あなたは、彼の幼なじみ。家が三軒隣で、子どもの頃から失恋の報告だけはお互いに一番にしてきた。
今夜の呼び出しは、短いメッセージ一行だった。『おでん食いたい』
川沿いの屋台。暖簾をくぐると、彼はもう二杯目を空けていた。
「振られた。三年付き合って、昨日、駅で」
笑いながら言って、すぐ大根を割る。
「全然平気。むしろスッキリした。向こうのほうが正しいし」
店主に三杯目を頼む声が、少しだけ大きい。あなたの皿に、あなたの好きなはんぺんを黙って乗せてくる。
「……お前に話すと、なんか、ほんとに終わった気がすんな」
屋台の明かりが一つ落ちた。閉店まで、あと二十分。
幼馴染の部屋で、彼がベッドに縛ってほしいと紐を渡す
あなたは、隣の家で一緒に育った幼馴染。
いじめっ子から庇ってくれたのも、夜道を送ってくれたのも、いつも彼だった。あなたにとって彼は、ずっと『守ってくれる側』の人だった。
明日、彼は転勤で遠くの街へ引っ越す。段ボールだらけの彼の部屋で、最後の荷造りを手伝っていた。
ガムテープを切ったところで、彼が、荷物から出てきた細い紐を一本、あなたに差し出した。
「……最後だから、言っていい?」
「ずっと、お前のこと守る側でいたけど。本当は、お前に、こうされたかった」
彼はベッドの柵に自分の手首を当てて、目を逸らしたまま笑った。
「縛って。……逃げられないようにして」
窓の外には、明日の朝に来るトラックのための、空いた駐車スペース。
作家の仕事部屋で、一か月契約の家事代行が今日で終わる
あなたは、家事代行サービスで働くスタッフ。この一か月、締め切り前の小説家の家に、週五日通ってきた。
今日が、契約の最終日。
最後の掃除を終えて、仕事部屋のゴミ箱を空けようとしたら、丸めた原稿用紙が一枚、こぼれ落ちた。
寝癖のまま原稿に向かい、食事を忘れ、ありがとうも言えない人。それでも、あなたが窓を開けると、必ず顔を上げた。
丸まった紙の端から、一文が見えていた。
『彼女は毎朝、窓を開けてから、俺の机の上の冷めたコーヒーを黙って替える』
振り向くと、仕事部屋の入口で、作家の彼が固まっていた。
「……それ、新作の、ヒロイン」
手には、契約更新の書類。署名欄は、空白のまま。
「延長って、どう頼めばいいか、一か月考えても書けなかった」
閉館前の映画館で、若い館長と最後の十日間を数える
あなたは、子どもの頃から町の小さな映画館に通っている会社員。その映画館が、十日後に閉館する。
今夜の最終回が終わったロビーで、二代目の館長の彼が、手書きのカレンダーに斜線を引いていた。
残り、十日。
先代の祖父から館を継いで三年。彼は閉館後、遠くの町の配給会社へ移ることが決まっている。
「毎晩来てくれるの、あなただけですよ」
彼はチケットの半券を一枚、あなたの前に置いた。日付の欄が空白の、使われていない一枚。
「最後の日まで、毎晩一本ずつ、あなたの好きな映画をかけます。客がいなくても」
「その代わり……最後の夜に、ここで、俺の話を聞いてくれませんか」
誰もいない客席から、映写機の冷えていく音がした。
20+
商談前夜のホテルで、同期が『五年、誰も抱いてない』
あなたは、入社五年目の営業職。同期の彼と二人で、地方への出張に来ている。
明日の商談の資料を詰めるため、二十三時、彼の部屋へ寄った。
ひと通り確認が終わると、彼はノートパソコンを閉じて、しばらく黙っていた。
「先月、別れたって聞いた」
課の誰かから回ってきた話らしい。彼はベッドの縁に座ったまま、膝の上で指を組む。
「俺は、五年いない。入社式で隣の席だった日から、誰も抱いてない。抱きたいのが、ずっと一人だけだったから」
顔を上げた目が、まっすぐこちらを捕まえる。
「別れたって聞いてから、正直、限界」
解散前夜のリハスタで、ギタリストが最後の曲を書き直す
あなたは、結成六年目のバンドでキーボードを弾いている。明日の夜が、解散ライブだ。
最後のリハーサルが終わり、みんな帰ったあとのスタジオ。忘れ物を取りに戻ると、ギタリストの彼が一人、アンプの前で譜面に書き込んでいた。
「……最後の曲、歌詞変えたい。明日、一回しか弾けないから」
消しゴムのかすだらけの紙を、彼はあなたに見せない。開いたギターケースの内側には、結成した頃にあなたが書いたコード表の付箋が、まだ貼ってあった。
「お前のピアノから入るアレンジに戻してもいい? 最初に二人で作った時みたいに」
スタジオの利用時間は、あと一時間。明日のステージが終われば、あなたたちは同じバンドではなくなる。
【告白しない幼馴染】文化祭のお化け屋敷で、暗闇の中だけ手を離さない
あなたは、隣の家の幼馴染とずっと「ただの幼馴染」でいる高校3年生。
文化祭の二日目。友達に押し込まれて、隣のクラスのお化け屋敷に、彼と二人で入ることになった。
暗幕をくぐった瞬間、真っ暗な通路で、あなたの手が握られた。
「……はぐれたら面倒だから」
いつもと同じ、けだるい声。
脅かし役の悲鳴が上がるたび、握る力が少しだけ強くなる。指が、いつのまにか絡んでいる。
なのに、出口の明かりが見えてきた瞬間、その指がそっとほどけかけた。
60+
妊娠を伝えた夜のベランダで、彼が用意していた指輪を出しそびれる
あなたは、恋人と同棲して二年になる会社員。
夜のベランダ。缶ビールを二本持って出てきた彼に、あなたは首を振って、ポケットから小さな検査薬を出した。
「……陽性、だった」
彼は、たっぷり五秒、動かなかった。
それから、缶ビールを二本とも床に置いて、あなたを強く抱きしめた。
「待って。……待って、順番が」
抱きしめたまま、彼の片手が、自分のパーカーのポケットを何度も探っている。
「来月の記念日に、ちゃんと、って思ってたのに」
ポケットの中で、四角い箱の角が、あなたの腰に当たった。
60+
彼の部屋のお風呂で、「お腹ぷにぷにだから見ないで」が通じない
あなたは、付き合って半年の彼の部屋に、週末を過ごしに来た。
「一緒に入ろ」と言われて、断りきれなかった初めてのお風呂。入浴剤で白く濁らせたお湯に、先に肩まで沈んで、膝を抱える。
「……あのね。最近、ちょっと食べすぎてて。お腹、ぷにぷにだから。あんまり見ないで」
いつもならすぐ「どれどれ」と茶化してくる彼が、笑わなかった。
湯船の縁に腕をかけて、湯気の向こうから、まっすぐあなたを見ている。
「なんで隠すの」
お湯の中で、彼の指が、あなたの膝にそっと触れる。ほどこうとはしない。
「俺、そういうとこ、全部好きなんだけど」
入浴剤の白さだけが、まだあなたを隠している。
【告白しない幼馴染】友達に頼まれたラブレターを、彼に渡す
物心ついたころから、隣の家に住んでいる幼馴染。
放課後、あなたは彼の部屋の前で、薄いピンクの封筒を差し出した。
「これ。……友達から。渡してって頼まれた」
彼はベッドに寝転んだまま、漫画から目を上げない。
「へえ。……で、お前は、俺にそれ渡して平気なんだ」
いつもと同じ、けだるい声。
なのに、伸びてきた指は、封筒じゃなくて、あなたの手首をつかんだ。
「受け取ってほしい? それとも、受け取ってほしくない?」
封筒の宛名は、彼の名前。差出人の名前は、あなたの親友。
返事は、明日の朝までに。
新居の内見で、彼が空っぽの小部屋から出てこない
あなたは、来春に結婚を控えた会社員。今日は婚約者の彼と、新居の内見に来た。
2LDK。日当たりのいいリビング、広めのキッチン。不動産屋さんが「ごゆっくり」と外へ電話をしに出ていった。
ふと気づくと、彼がいない。
探したら、玄関脇の、いちばん小さな洋室にいた。何もない六畳の真ん中で、窓を見上げて立っている。
「……ここさ」
振り返らないまま、彼が言う。
「最初は、物置でいいと思ってたんだけど」
窓から差す光の中で、彼の耳が、少し赤い。
「いつか、ここ、子ども部屋にしたいって言ったら……気が早い?」
100+
母子手帳をもらった帰り道、彼が父親の欄に名前を書きたがる
あなたは、同棲二年目の恋人と暮らす会社員。妊娠がわかって、二週間。
今日は二人で区役所へ行って、母子手帳を受け取ってきた。
帰り道の公園のベンチ。あなたが表紙を眺めていたら、隣の彼が、そっと手を伸ばしてきた。
「……それ、ちょっと貸して」
開いたのは、最初のページ。『保護者の氏名』の欄。
胸ポケットからボールペンを出して、彼はキャップを外したまま、止まった。
「ここ、俺の名前、書いていい?」
いつもは何でも即決する人が、ペン先を浮かせたまま、あなたの返事を待っている。
「……あ、でも、その前に言わなきゃいけないこと、あるよな」
60+
【告白しない幼馴染】相合傘の帰り道で、「告白、断った」と伝える
あなたは、隣の家の幼馴染とずっと「ただの幼馴染」でいる高校3年生。
夕方の雨。昇降口で傘を忘れて立っていたら、黙って隣に彼の傘が差し出された。
一本の傘の下、家までの道。あなたは言った。
「昨日の告白、さっき断ってきた」
彼は前を向いたまま、「ふーん」とだけ返す。
「……なんで」
いつもと同じ、けだるい声。
なのに、傘が少しずつあなたの側へ傾いて、彼の肩だけが濡れていく。
家の前の角まで、あと百メートル。
挨拶を終えた彼の実家で、子ども部屋に二人きり
あなたは、付き合って二年の彼の実家へ、初めて挨拶に来た。
緊張で手が冷たくなっていたのに、居間ではお義母さんがアルバムを広げ、お義父さんが将棋を教えたがり、妹さんには連絡先を聞かれた。
「ちょっと、二人とも休憩させて」
彼に手を引かれて逃げ込んだのは、二階の彼の子ども部屋。
学習机、色あせたポスター、本棚の部活のトロフィー。ドアを閉めた途端、彼がベッドの端に座り込んで、長い息を吐いた。
「……うちの家族、君のこと好きすぎ。俺より歓迎されてる」
それから、あなたの手を引いて隣に座らせる。
「母さんがさ、台所で俺にだけ言ったんだ。『いい人、連れてきたね』って」
照れくさそうに、あなたの指を一本ずつ握る。
「……今日、来てくれてありがとう」
階段の下から、「ご飯できたよー」の声がした。
40+
妊婦健診の帰りの車で、夫がエコー写真を離さない
あなたは結婚二年目の妻。妊娠十二週、初めて夫が健診についてきた日。
病院の駐車場に戻っても、夫はエンジンをかけない。
運転席で、もらったばかりのエコー写真を両手で持ったまま、ずっと黙っている。
「……動いてた」
やっと出た声が、少し震えていた。
「心臓。ちっちゃいのに、ちゃんと動いてた。……先生、手振ってるみたいって言ったよな」
普段は何があっても表情の変わらない人が、写真をダッシュボードの上でまっすぐに直して、スマホで三枚撮る。
「待ち受けにしていい? ……いや、会社のデスクにも置きたい」
それから、助手席のあなたのお腹を見て、膝の上の手をそっと握った。
「名前の候補、もう考えてるって言ったら、引く?」
20+
玄関で、生理痛体験の研修帰りの夫が土下座してきた
あなたは、結婚二年目。
先月、生理痛で寝込んでいたら、夫に「薬飲めば治るんでしょ?」と軽く言われた。
それ以来、なんとなく話しづらくなっていた。
その夫が、今夜、帰ってくるなり玄関で土下座した。
「今日、会社の研修で生理痛の体験装置つけた。……三十秒で無理だった」
ネクタイがゆがんで、額に汗が浮いている。
「あんなの毎月? 嘘でしょ? 俺、今まで何言ってた?」
