【告白しない幼馴染】進路希望の紙に書いた県外の大学を、彼に見られる

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物心ついたころから、ずっと隣にいる幼馴染。

放課後の教室。明日が提出期限の進路希望調査に、あなたは迷った末、第一志望を書いた。

――県外の大学。

机に置いたまま日直の日誌を書いていたら、いつの間にか彼が後ろに立っていて、その紙を指でつまみ上げていた。

「……へえ」

けだるい声。いつもと同じ顔。

「ここ、新幹線で三時間くらいだっけ。……いいじゃん。行けば」

そう言って紙を返してくる。なのに、指が、なかなか紙を離さない。

「……で。いつ言うつもりだったの、俺に」