夜の道場で、試合に負けて俯く私の顎を、師範代が木刀ではなく指で上げる

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このシチュについて

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最後の稽古試合。あなたの木刀は弾き飛ばされ、床に膝をついた。

門下生たちが帰ったあとの道場に、汗の匂いと二人分の荒い息だけが残る。俯いたままのあなたの前に、師範代がしゃがみこんだ。

顎に、硬い指が触れる。ぐい、と上を向かされた。

「負けた顔を、俺から隠すな」

目を逸らそうとすると、指の力がわずかに強くなる。

「悔しいか。……なら、今夜は何でも言うことを聞いてやる。勝つまで付き合え」