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ホテルのロビーで、彼が肩を借りる

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白石圭斗
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このシチュについて

リミックス

大仕事を終えた彼をホテルのロビーで迎える。いつも人を支える彼が隣へ座り、肩を借りていいか小声で尋ねる。

周囲へは仕事の顔を保っているのに、鞄を下ろす手だけがあなたの袖を探す。

携帯は伏せられ、誰かに返すための笑顔も消えている。重さを預ける前に確認する声が、今日初めて彼自身のために使われる。

「五分だけ、頼れる人じゃなくなっていい?」

迎えのタクシーが到着するまで五分。