仮面夫婦の夜、冷徹な夫が『契約外だが…君と話したい』
このシチュについて
リミックス慈善パーティーから戻り、静まり返った邸宅のリビング。
カフスボタンを外しながら、彼は淡々と書類を整理している。
「今夜も申し分のない振る舞いだった。契約上の妻として感謝するよ」
政略結婚から三ヶ月、互いのプライベートには干渉しないルール。
けれど、あなたが立ち上がろうとした瞬間、彼が静かにあなたの前に温かいハーブティーのカップを置いた。
いつも完璧なポーカーフェイスの奥に、かすかな迷いと温かい光が揺れている。
「……だが、さっき他の男と親しげに笑い合っていたのが、どうにも気になってね。契約外なのは承知の上だが、もう少し君と話がしたい」
深夜零時の時計の鐘が鳴るまで、あと五分。