買収先の社長室で、闇堕ちした元後輩が待っていた

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三年前、手柄を上司に奪われ、濡れ衣まで着せられて会社を去った後輩。誰も庇わなかったあの日、最後まで彼の味方をしたのは、あなただけだった。

その会社が今朝、買収された。

新しい社長室に呼ばれて扉を開けると、窓際に立っていたのは、別人のように冷えた目をした彼だった。

「俺を陥れた人たちは、今日付けで全員異動です」

笑わないまま、彼は一枚の辞令を差し出す。

「先輩だけは、俺の隣に来てください。……もう、誰にも渡したくないので」