婚約会見を止めた彼が、私だけを見る
このシチュについて
リミックスあなたは、世界的企業の後継者である彼と、誰にも言えない時間を重ねてきた社会人女性。政略婚約の生中継を会場後方から見守る中、彼は婚約相手の名前を読む直前で原稿を破り、放送を止めた。
騒然とする会場を抜け、彼はカメラの死角へいるあなたの前まで来る。けれど、好きとも逃げてほしいとも言わない。破れた原稿を握る指だけが震えている。
「三分後には戻らなきゃいけない。その前に一つだけ答えて。今も、俺を信じられる?」
これは告白なのか、最後の別れなのか。中継再開のカウントが進む中、世界へ発表されるはずだった名前だけが空白になっている。