運命シチュ: 37件
運命のシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 37件のシチュから選べます。
古城の地下で、目覚めた吸血鬼が私の名前を呼ぶ
あなたは、文化財調査の研究員。山奥の古城の地下で、封印された石棺の調査を任された。
照明を当てて、蓋の目地を測っていたとき。
石が、内側から押し上げられた。
起き上がったのは、色の抜けた髪の、若い男。古い衣装、青白い指。三百年前の肖像画と同じ顔。
彼はあなたを見て、ゆっくり瞬きをした。
そして、名乗ってもいないあなたの名前を呼んだ。
「……やはり、また来てくれた」
乾いた唇から、牙が覗く。飢えているのが、見ただけでわかる。
押しのけられた石棺の蓋の内側に、あなたの名前が、爪で何百回も刻まれていた。
それなのに彼は、口元を手で覆って、あなたから一歩離れた。
「三百年、君以外の血は飲まないと決めて眠った。……今さら、ほかのもので満たされたくない」
山奥の村の祠で、守り神が『百年ぶりの花嫁』と迎えに来る
あなたは、母の生まれた山奥の村を初めて訪れた会社員。人手の足りない夏祭りの準備を、来られない母の代わりに手伝いに来た。
夜、眠れずに外へ出ると、村はずれの古い祠に、灯りがともっていた。
鳥居の下に、白い着物の男が立っている。銀色の長い髪。人とは思えないほど整った顔。足元には、狐の尾のような影が揺れていた。
「……ようやく、来たか」
彼はあなたを見て、心底ほっとしたように笑った。
「この村の娘は、百年に一度、わしの花嫁になる約束だった。あなたの曾祖母の代で、その約束は破られた。それから、ずっと待っていた」
石段を一段下りて、彼はあなたの前に跪き、手を差し出した。
「だが、無理には連れていかない。百年待ったのだ、あと三日くらい、待てる」
祠の灯りが揺れる。
「三日後の祭りの夜まで。その間に、わしを見て、決めてほしい」
毎晩夢に出てくる男が、今日、隣の部屋に引っ越してきた
半年前から、毎晩同じ男の人の夢を見る。
名前も知らない。でも夢の中ではいつも隣にいて、昨夜は帰り際に、あなたの耳元で言った。
「次に会ったら、続きをしよう」
――世界中の人の夢に、同じ男が現れる。そんな都市伝説を、ネットで読んだことがある。
日曜の午後、インターホンが鳴った。
「隣に越してきた者です。ご挨拶に」
ドアの外に立っていたのは、夢と同じ顔だった。
菓子折りを差し出した彼の手が、途中で止まる。
「……あなたですよね。毎晩、俺の夢に出てくる人」
彼は丁寧に頭を下げたまま、小さく笑った。
「昨夜の約束、覚えてます?」
京の宿で匿った浪人が「新しい時代を創る」と言った
幕末の京。あなたは、小さな旅籠の娘として働いている。
ある雨の夜、裏口の戸を激しく叩く音がした。
開けると、肩から血を流した若い浪人が、刀を杖にして立っていた。
「すまん。少しだけ、ここに置いてくれ」
通りの向こうから、提灯の灯りと、荒々しい足音が近づいてくる。
あなたはとっさに彼を布団部屋へ押し込み、戸を閉めた。
追手が去ったあと、手当てを受けながら、彼は笑った。
「助かった。俺はな、この国に新しい時代を創るんだ。……あんたにも見せてやりたい」
夜明けには、見廻りの役人がこの宿を改めに来るという。
130+
事故で死にかけた私を、悪魔が「契約すれば助ける」と覗き込む
雨の交差点。ヘッドライト。ブレーキの音。
気づくと、あなたはアスファルトの上で、動けずに空を見上げていた。
雨粒が、空中で止まっている。信号の光も、通行人も、すべてが静止していた。
その中で、ひとりの男だけが歩いてくる。黒いコートに、夜より黒い翼。
彼はあなたの横にしゃがみこみ、濡れた前髪を指でよけた。
「死にかけてるね。……かわいそうに」
口元だけで笑い、手を差し出す。
「契約しよう。君の命を助けてあげる。代わりに——君の心を、ひとつだけもらう」
東の空が、かすかに白みはじめている。
「夜明けまでに返事をくれないと、時間が動き出すよ」
毎晩届く「Q:あなたの運命の人は?」。選択肢の一人が隣に越してきた
一週間前から、毎晩0時にスマホへ届く謎のメッセージ。
『Q:あなたの運命の恋人は、誰ですか?』
選択肢は四つ。知らない男性の名前ばかり。
無視していたら、今夜のメッセージにはこう書いてあった。
『回答期限まで、あと七日。選ばなかった場合、あなたの運命は誰とも結ばれません』
そのとき、インターホンが鳴った。
「隣に越してきました。……あの、変なこと聞いてもいいですか」
引っ越しの挨拶の箱を持った彼は、自分のスマホの画面をあなたに向けた。
同じメッセージ。選択肢の中に、あなたの名前があった。
戦国の世へ落ちた私を、天下人が「運命の女だ」と城へ連れ帰る
博物館の古い鏡を覗いた瞬間、足元の床が消えた。
気づくと、あなたは燃える寺の境内に倒れていた。
炎の中から、鎧姿の男が現れる。返り血を浴びた顔で、あなたの奇妙な服を眺めた。
「……天から落ちてきたか」
男は刀を収め、あなたを軽々と担ぎ上げた。
「俺の命を拾った女だ。お前がそこに倒れていなければ、俺は燃える梁の下にいた」
城へ向かう馬の上で、彼は笑う。
「今日からお前は俺のものだ。……次の満月まで、逃がさん」
盗まれた母の手紙を、知らない青年が北の町まで届けに来た
北の小さな町。育ての親の家で、言われるまま、年の離れた男との結婚を決められかけている。
唯一の宝物は、亡くなった母が遺した手紙。その手紙が入った鞄を、町に来た旅行者に盗まれた。
——三日後。古い軽トラックで、知らない青年が玄関の前に立っていた。
「これ、あんたのだろ。東京で拾った」
封筒は少し折れ曲がっていた。中身は、たぶん読まれていない。
家の奥から、養父の怒鳴り声が聞こえる。
青年は、裸足で出てきたあなたと、家の中を、ちらりと見比べた。
「……俺、これから東京に戻るけど」
婚約披露の夜、死んだ初恋の人が別人として現れた
高校二年の冬、雪の中で初めて手をつないだ転校生は、その大晦日、事故でいなくなった。
十年。幼なじみの彼と婚約して、ようやく前を向けるようになった。
今夜は、仕事仲間を招いた婚約披露の食事会。
遅れて着いた取引先の建築家が、店の扉を開けて入ってくる。
髪の色も、話し方も違う。名前も違う。
それなのに、ピアノの横を通り過ぎるときの、あの横顔だけが。
「初めまして。……どこかで、お会いしましたか?」
雪の港町で、死んだ婚約者と同姓同名の男が『手紙をくれたのは君か』
婚約者が雪山で亡くなって二年。命日の夜、あなたは彼の中学の卒業アルバムに載っていた昔の住所へ、手紙を出した。今はもう道路の下になったと聞いていた住所へ。
『お元気ですか。私は元気です』
届くはずのない手紙に、返事が来た。差出人の名前は、彼とまったく同じだった。
確かめずにいられなくて、あなたは消印の雪の港町まで来てしまった。古い図書館のカウンターの奥から出てきた男が、あなたの顔を見て息をのむ。
「……手紙をくれたのは、君か」
彼は、死んだ婚約者と同じ名前で、同じ中学の同じクラスだったという。そして少しためらってから、目をそらして言った。
「あいつの初恋の子に、君はよく似てる」
帰りの最終列車は、今夜の吹雪で止まりかけている。
昭和二十年の食堂で、出撃を控えた隊員が『君の時代の話を聞かせて』
親とけんかして家を飛び出した夜、あなたは古い防空壕の跡で眠ってしまった。目を覚ますと、そこは昭和二十年の夏だった。
照りつける日差しに倒れかけたあなたを、軍服の青年が背負って、町はずれの小さな食堂へ運んでくれた。彼はここで、仲間たちと最後の休暇を過ごしているという。
「未来から来た、か。……面白いな。じゃあ、君の時代の話を聞かせてくれ」
笑ってそう言った彼は、帰り道の丘に咲いていた白い花を一輪、あなたの手に乗せた。それから、天気の話でもするように付け足した。
「三日後に、出撃が決まってる」
食堂の壁の暦は、八月の初め。あなたは授業で、この戦争がいつ終わるかを習っている。
通学電車で一目惚れした彼に声をかけたら、彼が泣き出した
あなたは美大の二年生。毎朝同じ電車で見かける彼に、今日やっと声をかけた。
「あの……いつもこの電車ですよね」
振り向いた彼は、あなたの顔を見た瞬間、目にみるみる涙をためた。
「……ごめん。ちょっと、目にゴミが」
そう言って笑ったのに、涙は止まらない。それでも降りる駅が近づくと、彼のほうから連絡先を聞いてきた。
「明日も、会えるかな」
まるで、ずっと前からあなたを知っているような声だった。
彼が慌ててしまった手帳が、少しだけ開いていた。見えたのは、あなたの名前と、これから先の日付。そして、今日のページに残った、まだ乾いていないインクの文字。
『最後の日。泣かないこと』
140+
鬼の花嫁は、百日目に食べられる約束
村を守る代わりに、私は山の鬼のもとへ嫁いだ。
掟は一つ。百日目の満月の夜、鬼は花嫁を食べる。
なのに九十日間、彼は私に指一本触れなかった。着物を贈り、温かい食事を並べ、ただ私が笑うのを見ているだけ。
九十日目の夜、縁側で月を見上げながら、彼が言った。
「あと十日だな。……逃げたいなら、今夜だけ門を開けておく」
聖女の座を追われた私、呪われた辺境伯の生贄花嫁になる
偽りの聖女の策略で、私は神殿を追われた。
行き先は、北の辺境。『呪われた辺境伯』への生贄の花嫁として。
吹雪の夜、城の大広間で迎えた彼は、黒い手袋をはめたまま、一歩も近づいてこなかった。
「触れるな。……俺に触れたものは、凍る。お前まで凍らせたくない」
Group
【恋リア|顔を見ずに婚約】壁越しに恋した彼らの中から、明日の夫を選ぶ
十日間。私は、一度も顔を見ていない男たちと、壁越しに話し続けてきた。
好きな食べ物も、眠れない夜の過ごし方も、誰にも言えなかった後悔も。声だけの彼らは、もう誰よりも私を知っている。
そして今夜が、ブース最後の夜。ここでプロポーズを受けた相手と、明日、初めて顔を合わせる。
「顔なんて関係ない。俺を選んで」
「……選ばれなくても、君の声は忘れないよ」
婚約相手は一人だけ。でも、壁の向こうの声は、一つじゃない。
40+
終電後のホームで、来年の今日も会う約束をする
終電を逃した夜。無人駅のホームのベンチには、あなたと、同じく乗り遅れた見知らぬ男だけ。
始発まで四時間。缶コーヒーを分けたのをきっかけに、仕事のこと、言えなかった夢のこと、誰にも話していないことまで話してしまった。
空が白みはじめたころ、彼はスマホを取り出しかけて、やめた。
「連絡先は、聞かないでおく」
「……え?」
「そのかわり、来年の今日も、ここで。終電のあとに」
この約束が、一年後も続いているかはわからない。
※会話の途中で「一年後」「三年後」などと書くと、その年の約束の夜から再開できます。
満月の儀式で番に拒絶された私を、敵の群れのアルファが『俺がもらう』
人狼の群れでは、満月の儀式で運命の番が結ばれる。あなたの番は、群れの次のアルファになる男だった。
けれど彼は、群れ全員の前で言い放った。
「力のない女は、番にふさわしくない。俺はおまえを拒絶する」
掟では、拒絶された者は夜明けまでに群れを出なければならない。誰も、あなたに声をかけない。
縄張りの境の森で、一人で膝をついたとき。月明かりの中から、銀の目をした男が現れた。同盟の使者として儀式に来ていた、敵対する群れのアルファ。
彼はあなたの肩に自分の外套をかけて、低く言った。
「あいつがいらないなら、俺がもらう。……ずっと、おまえの匂いが気になっていた」
夜明けまで、あと四時間。
20+
九百年生きた不死の彼の胸の剣が、なぜか私にだけ見える
誕生日の夜、冬の防波堤。
コンビニのケーキに一本だけ立てたろうそくを、願いごとと一緒に吹き消した。
「……呼んだか」
振り向くと、黒いコートの男が立っていた。さっきまで、誰もいなかったはずなのに。
そして彼の胸には、柄まで深く刺さった一本の剣。
「その剣、痛くないんですか」
そう言った瞬間、男の顔から余裕が消えた。
九百年、誰にも見えなかった剣。それが見える者だけが、剣を抜ける。抜けば、彼はようやく終われる。
「……もう一度言ってくれ。何が、見える?」
夢で何度も踊った人が、森で『僕も君の夢を見ていた』と手を取る
眠るといつも、同じ人と踊る夢を見る。
顔はぼんやりして見えないのに、手の温かさと、少し低い声だけは、目覚めてもはっきり覚えている。
今日も森で木の実を摘みながら、小鳥たちを相手に、夢の中の彼と踊るまねをしていた。くるりと回った、そのとき。
誰かの手が、私の手をそっと取った。
「——続きを、踊ってもいい?」
目の前にいたのは、狩りの装いの青年だった。夢の中と、同じ声。
「驚かないで。……僕も、何度も君の夢を見ていたんだ。森で、こうして踊る夢を」
彼は私の手を握ったまま、少し照れくさそうに笑った。
「やっと、顔が見られた」
110+
願いの井戸に恋の歌を歌ったら、塀の向こうの王子が続きを歌った
お城の裏庭の掃除は、いつも私ひとりの仕事。
小鳥たちに囲まれて、古い井戸に向かって、こっそり願いを歌うのが日課だった。
「いつか、素敵な人に、会えますように——」
井戸の底から、私の声がこだまして返ってくる。……はずだった。
「——会えますように。もう、会えたかもしれないけど」
知らない男の人の声。振り返ると、石の塀の上に、白い馬を連れた青年が身を乗り出していた。
「驚かせてごめん。あまりにきれいな歌だったから、つい、続きを」
青年は塀を軽々と越えて、私の前に降り立った。腰の剣には、隣国の紋章が入っている。
「僕の願いも、今、一つ叶ったところなんだ。……君の名前を、聞いてもいい?」
嵐の夜に助けた王子が、婚約発表の前日に私の歌声を見つけた
三か月前の嵐の夜、難破した船から投げ出された青年を、私は浜辺まで引っ張り上げた。意識のない彼のそばで、夜明けまで歌を歌って。
人が来る前に、私は岩陰に隠れた。だって、あの人が王子様だなんて知らなかったから。
明日、王子様は「命の恩人」だと名乗り出た隣国の令嬢と、婚約を発表するらしい。
夕暮れの浜辺。網を繕いながら、私は思わず、あの夜の歌を口ずさんでいた。
「……その歌」
振り向くと、お忍びの外套を着た王子様が、砂浜に立ち尽くしていた。
「目を閉じると、ずっと聞こえるんだ。嵐の夜、僕を呼び戻した声が。……もう一度、歌ってくれないか」
60+
0時の鐘が鳴る大階段で、王子が『せめて名前だけでも』と私の手を離さない
魔法使いのおばあさんは言った。「0時の鐘が鳴ったら、魔法はすべて解けてしまうよ」
借り物のドレスとガラスの靴で紛れ込んだ、お城の舞踏会。誰とも踊らなかったはずの王子様が、なぜか私の前でだけ手袋を外して、一晩じゅう離してくれなかった。
——ゴーン。
一つ目の鐘。私はドレスの裾をつかんで、大階段を駆け下りる。
「待って!」
三段目で、手首をつかまれた。息を切らした王子様が、まっすぐ私を見上げている。
「どこの家の方か、聞きません。身分も、聞きません。……せめて、名前だけでも」
二つ目の鐘が鳴る。魔法が解けるまで、あと十回。
魔女裁判の夜、処刑人の青年が私の縄だけを緩く結んだ
薬草で村人の病を治していたあなたは、ある日突然、魔女の疑いをかけられた。
形ばかりの裁判を経て、今夜、広場の柱に縛られる。群衆の罵声の中、黒い頭巾の処刑人が近づき、あなたの手首に縄をかけた。
その指が、驚くほど優しい。きつく締めるふりをして、縄の結び目には指一本分の隙間が残された。
頭巾の奥から、低い声が囁く。
「鐘が三つ鳴ったら、松明が倒れる。……その時、北の森へ走れ。二年前、君に命を救われた男だ」
一つ目の鐘が、夜空に響いた。
記憶の質屋で、流れる寸前の思い出に映っていたのは私だった
大通りから一本外れた坂の途中に、記憶を預かって金を貸す質屋がある。あなたはそこで、預かった記憶をのぞいて値をつける鑑定士だ。
今夜零時に質流れになる一枚の質札。最後の鑑定のために記憶の瓶を開けると、映ったのは見知らぬ男性と並んで笑う、あなた自身の姿だった。
質札の品名は「いちばん大切な人との思い出」。
その時、閉店間際の扉のベルが鳴る。質札を持たずに入ってきた彼は、あなたの顔を見て、なぜか一瞬言葉を失った。
「……ここに、僕が何かを預けているはずなんです。何を預けたのかも、思い出せないんですけど」
