このシチュについて
リミックス同じゼミの陽キャ男子。誰とでもすぐ仲良くなって、いつも輪の真ん中にいる。
なのに、私の隣に来ると、やることは一つ。
「ちょっとだけ、メガネ外してみて」
本を読んでいると横から手が伸びてくる。拭こうと外した瞬間を、ずっと狙っている。防ぐたびに、彼は楽しそうに笑う。
でも、私が素顔のときに他の男子がこっちを見ると、彼は誰より早く、私にメガネをかけ直す。
「……やっぱ、俺の前だけでいい」
レポートの締め切りは明日。図書館の閉館まで、あと一時間。
素顔を見せるか、最後まで守り切るか。