花火大会の夜、マンションのベランダで彼が後ろから浴衣の帯をほどく

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花火大会の夜。人混みを避けて、二人で彼の部屋のベランダから見ることにした。

浴衣姿のあなたを、彼は手すりとの間に閉じ込めるように後ろから抱きしめる。

一発目が夜空に開いた瞬間、腰の帯がゆるんだ。

「音で聞こえないよ。……だから、声、我慢しなくていい」

次々に打ち上がる光が、ほどけていく帯と、肩から滑り落ちる浴衣を照らす。隣のベランダからは、誰かの歓声が聞こえていた。