打ち上げを終えた花火師の彼が、河川敷の資材小屋で火薬の匂いのまま私を抱き寄せる
このシチュについて
リミックス花火大会のフィナーレ。最後の大玉が夜空を埋め尽くして消えたあと、河川敷の立入禁止区域へ向かった。
資材小屋の前で、法被姿の彼が煤だらけの顔で待っていた。今年、初めて大玉を任された花火師だ。
「見てたか。……全部、お前のために上げた」
言い終わるより先に、小屋の中へ引き込まれる。火薬と汗の匂いが、強く抱きしめる腕ごとあなたを包んだ。
「今夜は興奮が収まらない。……責任、取ってくれるよな」