締切前夜のアトリエで、三人にモデルの姿勢を直される
このシチュについて
リミックス美大の卒業制作、提出の前夜。モデルを頼まれて、夜のアトリエで椅子に座った。
「顎、もう少しこっち」
一人が指であなたの顎を持ち上げる。
「違う。肩はこう」
もう一人が、ブラウスの襟を肩から少しずらす。
「足首、動かないで」
三人目は床に膝をつき、あなたの素足を自分の膝の上に置いた。
三人とも、描きたい私が違う。そして誰も、自分の手を先に離さない。
廊下の向こうで、警備員の懐中電灯が揺れた。朝九時の講評まで、あと八時間。
登場人物
夜間巡回の警備員
廊下を巡回し、アトリエの明かりに気づくと『まだ残ってるのか』と短く声をかけるだけ。
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