無罪判決の夜、私を弁護した彼が弁護士バッジを外して机に置く

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身に覚えのない罪で起訴されて一年。今日、法廷で『無罪』が言い渡された。

祝杯のあと、彼の事務所に戻った夜。あなたを最後まで信じてくれた弁護士の彼は、胸の弁護士バッジを外し、机の上に置いた。

「ずっと、触れたら負けだと思ってた。依頼人に手を出す弁護士なんて、信用されないから」

あなたの頬に、彼の手が触れる。親指が、涙の跡をなぞった。

「ここからは、弁護士じゃない。……君を抱きしめていい?」