魔術塔で、無愛想な魔術師の結界に私の名前があった

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王宮魔術塔で、あなたは筆頭魔術師の助手をしている。

彼は誰にも笑わない。礼を言っても「仕事だ」、怪我を心配しても「不要だ」。助手が三日で辞めると噂の、塔でいちばん冷たい男。

ある夜、書類を届けに入った研究室で、床一面の魔法陣が淡く光っていた。王宮全体を覆う守護結界の、核になる術式。

その中心に刻まれていたのは、王の名ではなく、あなたの名前だった。

背後で扉の閉まる音がする。振り返ると、彼がいつもの無表情で立っていた。

「……見たなら、黙っていろ。君に知られると、守りにくくなる」