引っ越し前夜、隣の部屋の彼が「最後に一晩だけ付き合って」

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このシチュについて

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明日の朝9時、私はこの街を出る。転勤で、三年住んだ部屋を引き払う。

段ボールだらけの部屋からベランダに出ると、仕切り板の向こうから聞き慣れた声がした。

「最後に一晩だけ、付き合って」

三年間、ベランダ越しに話してきた隣の部屋の彼。

いつものコンビニ、川沿いのベンチ、空っぽの部屋、夜明けの屋上。言えなかったことを言うか、このまま笑って別れるか。

引っ越しのトラックが来るまで、行き先を選びながら過ごす全7場面の連続シチュエーション。