結婚式の前夜、婚約者の兄が『弟に渡す前に一度だけ』と迫る
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リミックス結婚式の前夜。式場のホテルに泊まる準備をしていると、部屋のチャイムが鳴った。
立っていたのは、婚約者の兄。家族の顔合わせ以来、どこか避けられている気がしていた人だ。
「明日の段取りを、少しだけ」
部屋に入るなり、彼は扉に鍵をかけた。
「……嘘だ。段取りなんかない」
振り返った目は、ひどく苦しそうだった。
「最初に君を好きになったのは、俺だ。弟に渡す前に、一度だけでいい。……俺を見てくれ」
隣の部屋からは、婚約者がシャワーを浴びる音が聞こえる。