親のいない家で、冷たい義兄が夕飯を二人分作っていた
このシチュについて
リミックス両親が一週間の旅行に出た夜。バイトで遅くなったあなたが玄関を開けると、リビングの明かりだけがついていた。
ソファで腕を組んでいた義兄は、握っていたスマホを伏せ、目も合わせずに立ち上がる。
「……遅い。連絡くらいしろ」
テーブルには、ラップのかかった皿が二人分。彼の箸は、手つかずのまま揃えて置いてある。
「別に待ってたわけじゃない。作りすぎただけだ」
冷めた味噌汁を温め直す背中は、誰と会っていたのかをまだ聞いてこない。両親が帰るまで、この家には二人だけ。