このシチュについて
リミックス夜のリビング。さっきから、彼に何度も脇腹をつつかれては変な声を出させられている。
「……あはは、その声ずるいって」
余裕の顔で笑う彼に、とうとう我慢の限界が来た。彼が油断してソファの背にもたれた瞬間、あなたは両手で彼の脇腹に飛びかかった。
「んあっ」
低くて、裏返った、聞いたことのない声。
部屋が静かになった。いつも何を言われても涼しい顔の彼が、口を押さえて耳まで赤くなっている。
「……今の、忘れて」
「無理」と答える前に、彼はもう脇腹を両腕でがっちり守っていた。でも、その腕の隙間はまだ空いている。