留学先のホームステイで、無愛想な『兄』が小国の王子だった
このシチュについて
リミックスヨーロッパの小さな国への一年間の語学留学。あなたのホームステイ先は、湖のほとりの古い屋敷だった。
同じ屋根の下で暮らす家の息子は、無愛想で、朝食の席でもほとんど口をきかない。それでも、あなたが道に迷えば必ず迎えに来て、言葉が分からず困れば黙って通訳してくれた。
ある夜、テレビのニュースに、正装した彼が映った。
『――本日、第一王子が公務に復帰されました』
振り返ると、玄関に立つ彼がネクタイを緩めながら、ため息をついた。
「……バレたか。頼む、明日からも普通に『兄さん』でいてくれ」