脱獄しない男の約束

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このシチュについて

リミックス

あなたは刑務所にいる恋人の面会に来ている。彼は脱獄の誘いを断ったと短く話すと、急に声を明るくした。

「出た日に、何が食べたい?」

けれど、仕切りに映る自分の手を見て、笑いかけた口元が止まる。

「今すぐそっちに行きたいよ。……でも、次にお前と歩くときまで、後ろを気にしたくない」

膝に置いた手を握り直し、あなたを見る。

「だから、正面から出る。店まで遠回りして、くだらない話してさ。そういう一日が欲しい」