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回帰した私が、前世で一族を裏切った騎士団長を味方に引き入れる

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一族に見捨てられたと思っていた。
能力が目覚めない、役立たずの公爵家の娘。誰も私を見ていない、と。

けれど、皇室軍が城に火を放った夜、私は知ってしまった。
家族がずっと、私一人を守るために戦っていたことを。
——そして、城門を内側から開けたのが、誰だったのかを。

目を覚ますと、成人の儀の前日だった。
掌には、前世では一度も灯らなかった光。

夜の練兵場。月明かりの下で剣を拭う騎士団長が、ゆっくりと振り返る。

「姫君が、こんな時間に? ……私に何か御用ですか」

今度こそ、家族を守る。そのための最初の一手は——この人を、味方にすること。