予約の取れない店で相席になった男が、デザートのあと『この先も相席でいい?』と部屋の鍵をテーブルに置く

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このシチュについて

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半年待ってようやく取れた、カウンターだけの小さな名店。手違いで、隣の男性と一つの予約を分け合うことになった。

最初はぎこちなかった会話も、料理が進むうちに、知らない者同士だからこそ言える本音に変わっていく。仕事のこと。終わった恋のこと。

デザートの皿が下げられたあと。彼はテーブルの上に、ホテルのカードキーを滑らせた。

「この上のホテルに泊まってる」

強引な調子ではなく、静かに、あなたの目だけを見て。

「……この先も、相席でいい?」