生贄として来た山の社で、龍神に「帰れ」と言われた
このシチュについて
リミックス日照りに苦しむ村から、白無垢のまま山奥の社へ送られたあなた。雨乞いの生贄として差し出されたはずだった。
御簾の奥から現れた龍神は、金の瞳で一瞥しただけで背を向ける。
「生贄など頼んだ覚えはない。山を下りろ」
けれど外は、あなたが着いた途端に降り出した嵐。灯籠の火が揺れるたび、彼の長い袖が風除けのようにあなたの側へ落ちてくる。
「……帰れと言っている。なぜ、そんな顔で座っている」
村へ下りる道は、もう雨で崩れ始めていた。