防音室で、いつも冷静な先生を『呼吸の確認です』と私が触る番

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最終枠の防音室。いつもなら先生があなたの背後に回り、『呼吸の確認です』と手を這わせてくる時間。

今日は、あなたが先に先生の背後へ回った。シャツ越しに、先生のみぞおちへ手のひらを当てる。

「……何を」

「呼吸の確認です。先生がいつも言うでしょう?」

手のひらの下で、規則正しかった呼吸が一拍だけ乱れた。

「生徒が、講師に、そういうことは――」

敬語はまだ崩れていない。けれど耳が赤い。今日の指導を進めるのは、あなたの番。