このシチュについて
リミックス残業を終えて、真っ暗な部屋に帰った。鍵はかかっていたのに、寝室の明かりだけがついている。
ベッドの上には、見覚えのある男。最近、駅でも、コンビニでも、何度も目が合った人。
「おかえり、遅かったね。……二十三時十二分。いつもより四十分遅い」
彼の膝の上には、あなたが今朝脱いでいった部屋着。
「合鍵、作っちゃった。怒る? でも、ここで待ってたらもう、外で君を探さなくていいから」
彼はシーツを撫でて、隣を空ける。
「ほら、座って。今日一日、誰と何を話したのか、全部聞かせて」