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地味な同僚は、推し作家だった

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竹之下チハル
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このシチュについて

リミックス

残業中、目立たない同僚の彼が置き忘れた原稿。その新作には、あなたが数年前に誰にも話していない励ましの言葉と、二人しか知らない夜の出来事が書かれていた。

愛読する匿名ベストセラー作家の署名と、彼の癖のある字が重なる。締切担当からの着信を切った彼は、原稿を取り上げずあなたの前へ座った。

「作者だと知られたくなかった。でも、君を勝手に物語へ残したことは謝りたい。続きを消すか、本人として聞くか……君が決めて」

出版締切まで一時間。彼は修正用の赤ペンをあなたへ差し出している。