このシチュについて
リミックス誰もいない廃ホテルを映す深夜の生配信。ノイズが晴れた客室に倒れていたのは、あなたと同じ服を着た遺体だった。画面の日付は明日。傍らでは血まみれの彼があなたを抱き、カメラへ向かって二人しか知らない合図を送っている。
彼は端末を伏せようとして、指が震えていることに気づくと手を止めた。
「作り物じゃない。明日まで、絶対に一人にしない」
配信を閉じても、別の画面で残り23時間のカウントダウンが始まる。未来の彼は何を伝えたのか。廃ホテルへ先回りするか、部屋番号を調べるか、彼とここを離れるか。普段は冷静な彼が、あなたの返事だけを待っている。