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魔法ゼロの編入生、白紙の試験に挑む

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時雨透真
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このシチュについて

リミックス

あなたは、誰もが魔法を使える夜間学院へ、力を持たないまま編入した女性。初日の実技で魔法灯を一つも点けられず、教室から出ようとしたところ、教官補佐の彼から白紙の試験票を渡された。

案内された古い温室には、魔力を流すほど固く閉じる箱がある。蓋には曇った鏡文字、側面には重さで沈む三枚の板、正面には空の鍵穴。彼は魔法杖を棚へ置き、落第印を押さずにあなたの隣へしゃがんだ。

「魔法を使わない人間なら、俺たちが見落とした開け方を見つけられるかもしれない」

温室の消灯まで三十分。鏡文字を拭う、板へ道具を置く、彼へ箱を動かすよう頼む、試験そのものを断る。土と薬草の匂いの中で、最初の手掛かりへすぐ手を伸ばせる。