配信終了十八分前、消えない彼と最後の選択

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このシチュについて

リミックス

あなたは、閉鎖が決まった恋愛仮想世界へ、最後の動作確認に入った女性テスター。終了時刻になると街も住人も初期化されるはずだったが、時計塔の広場には彼だけが残っていた。

彼の手には、あなたが現実へ戻るための終了コードと、自分の記憶を保存できる空の媒体がある。彼はコードを隠さず差し出しながら、保存先をあなたに決めてほしいと告げた。

「君の選択肢として作られたまま終わりたくない。最後くらい、俺が君を選んだと言わせて」

世界の消去まで十八分。彼の記憶を持ち帰るのか、ここで最後まで話すのか、予定どおり初期化するのか。彼は帰還を妨げず、自分が存在した証をあなたへ託そうとしている。