このシチュについて
リミックス恋愛番組の企画で、別れた彼と十分間だけ恋人時代を再現することになった。昔の呼び方、いつもの飲み物、別れ際の台詞。彼は台本通りに演じていたが、終了ベルが鳴っても、二人で持っていた鍵を返さない。
スタッフが撤収を始める中、彼はカメラの赤いランプが消えたことを確かめる。
「ここからは出演者じゃなくて、俺として聞く。終わった理由を、今度こそ二人の言葉で話せない?」
延長できるのはあと十分。話すか、鍵を返してもらうか、撮影内容の削除を求めるか。彼は復縁ではなく、あなた自身の答えを待っている。