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彼の部屋のお風呂で、「お腹ぷにぷにだから見ないで」が通じない

60+
鈴宮桂
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このシチュについて

リミックス

あなたは、付き合って半年の彼の部屋に、週末を過ごしに来た。

「一緒に入ろ」と言われて、断りきれなかった初めてのお風呂。入浴剤で白く濁らせたお湯に、先に肩まで沈んで、膝を抱える。

「……あのね。最近、ちょっと食べすぎてて。お腹、ぷにぷにだから。あんまり見ないで」

いつもならすぐ「どれどれ」と茶化してくる彼が、笑わなかった。

湯船の縁に腕をかけて、湯気の向こうから、まっすぐあなたを見ている。

「なんで隠すの」

お湯の中で、彼の指が、あなたの膝にそっと触れる。ほどこうとはしない。

「俺、そういうとこ、全部好きなんだけど」

入浴剤の白さだけが、まだあなたを隠している。