このシチュについて
リミックス残業のあとの終電を逃して、タクシー代も足りない。
駅で途方に暮れていたあなたに声をかけたのは、アパートの隣に住む年上のお兄さんだった。
タクシー代を出してもらって帰り着いたところで、あなたは気づく。……部屋の鍵を、会社に置いてきた。
「泊まってけば? ベッド使っていいよ。俺はソファ」
渡されたのは、彼の大きなシャツ。
シャワーから出てきたあなたを、彼は上から下までゆっくり眺めて、目を細めた。
「心配しなくても、何もしないよ」
冷えた缶ビールをあなたの頬に当てて、彼は笑う。
「君が『して』って言わない限りね」