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休日の公園で、彼が私の甥っ子と本気で鬼ごっこ

60+
湯川健斗
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あなたは、姉の五歳の息子を一日だけ預かることになった。せっかくの彼とのデートの日に。

「ごめん、今日は公園でいい?」と謝ったら、彼は「むしろ楽しみ」と笑った。

――そして、一時間後。

「待てーっ! 捕まえたら、くすぐりの刑な!」

芝生の上を、大人が本気で走っている。甥っ子は大はしゃぎで、もう三回目の『もっかい!』。

ようやくベンチに戻ってきた彼は、息を切らしたまま、あなたの隣にどさっと座った。

「……子ども、体力すご。俺もう無理」

そう言いながら、ブランコへ走っていく小さな背中から、目を離さない。

「なあ。あいつ、さっき俺のこと『おねえちゃんのカレシ?』って聞いてきた」

ペットボトルの水を一口飲んで、横目であなたを見る。

「なんて答えたらいいと思う?」