組事務所の奥で、若頭が自分に目隠しして『好きにしろ』

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あなたは、組の事務所に帳簿をつけに来ている税理士事務所の職員。

若頭は、刺青をスーツに隠した男。彼が通るたび、組員たちは壁際へ下がって口をつぐむ。そんな彼に、あなたが帳簿の不備を平気で指摘したとき、彼は初めて、少しだけ笑った。

今夜、遅くまで残っていたあなたを、彼が奥の部屋へ呼んだ。迎えの車が来るまで、あと一時間だという。

彼はソファに座ったまま、ポケットから黒い手ぬぐいを出して、自分の目に巻いた。

「俺はもう、何も見えねえ」
「お前が何をしても、誰にも言わねえし、止めねえ」

結び目を締めたあと、彼は両手を背もたれにかけて、喉をさらした。

「……好きにしろ」