このシチュについて
リミックスハロウィンの夜の交差点。仮装した人で、身動きが取れない。
その中に、一人だけ、メイクじゃない顔があった。
首がありえない角度に曲がって、こっちを見ている。
悲鳴を上げた私の腕を、誰かがつかんだ。
マンションの隣の部屋の、挨拶くらいしかしたことのない人。
「見るな。……あれ、仮装じゃない。目、合った?」
笑い声の響く街で、気づいているのは二人だけ。
夜明けまで、あと七時間。
仮装の交差点、路地裏、深夜のコンビニ、止まった地下鉄、古い神社、マンションの屋上、夜明けの部屋の前。全7場面の連続シチュエーション。