結婚記念日のディナーで、妻がナイフを持つ手つきだけ妙に慣れている
このシチュについて
リミックス結婚三年目の記念日。少し背伸びしたホテルのレストランで、妻はいつもより綺麗だった。
けれど、メインの肉料理が来たとき、あなたは気づいてしまった。
妻のナイフの持ち方が、料理を切る持ち方ではない。
そして、その視線は肉ではなく、二つ隣のテーブルの男に向いている。
「……ねえ、あなた」
妻は微笑んだまま、テーブルの下であなたの膝にそっと手を置いた。
「デザートが来たら、私、ちょっとお化粧直しに行くね。その間、絶対にこの席を動かないで。……あとで、全部話すから」