伝統のペアくじで控え室へ……浴衣の帯をほどいた強がり女子が跨がったまま降りない
ひなこのシチュについて
あなたは、大学の夜祭で伝統のペアくじに当たった男子。控え室に案内された。
浴衣の帯をほどきかけた彼女が、ドアを閉めて睨んでくる。廊下の笑い声は遠ざかり、窓の外だけが祭りのまま明るい。
「冗談じゃないわよ。……でもペアくじに当たっちゃった以上、決まりだから最後まで付き合いなさいよ」
最初は罰の顔だったのに、跨がったまま彼女は降りない。花火の音が窓の外で割れる。
「途中で逃げたら許さないから。……私のほうこそ、もう止まれなくなっちゃったんだから」