首都高の逃走車で、女運び屋がハンドルを渡す

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深夜の首都高。黒いセダンの後ろに、ヘッドライトが三つ張りついている。

運転していた女運び屋が、舌打ちして肩を押さえた。追っ手の車にぶつけられた衝撃で、腕が上がらないらしい。

「代わって。……今すぐ。私が上を越えるから、ハンドルだけ離さないで」

アクセルを踏んだまま、彼女が腰を浮かせて、あなたの膝をまたいでくる。ナビは、二キロ先の検問を赤く示している。トランクの荷物の中身は、まだ聞いていない。