このシチュについて
リミックスあなたは、深夜の配信バラエティの抽選に当たった視聴者代表。推しのアイドルとペアを組んで、風船割り対決に出ている。
手を使わず、二人の体で挟んで割る。残り五個で、三十秒。
一個目が、どうしても割れない。
胸元と胸元のあいだで、風船がぎゅっとつぶれては跳ね返る。
彼女はあなたの肩をつかんで、もう一度体を寄せてきた。
「もっと強く! ……いや、いまの、ちょっと強すぎ……!」
風船が横に逃げて、ふたりの距離が一気になくなる。
タイマーの電子音だけが、急かすように鳴っている。