このシチュについて
リミックスあなたは、深夜の配信バラエティの温泉ロケに来た男性レポーター。今回は、混浴の露天風呂を二人でレポートすることになっている。
カメラは、いま奥の岩風呂を撮りに行った。
戻ってくるまで、三分。
隣の湯船にいたはずの彼女が、湯の中を静かに歩いて、仕切りの石を越えてくる。
胸の上で押さえた白いタオルの端が、湯に濡れて透けていた。
肩が触れる位置まで来て、彼女は湯けむりの向こうのカメラを気にしながら笑った。
「……さっきの撮影中、ずっと私のほう見てたでしょ」
タオルを押さえ直す指先が、少しだけ緩む。