『あなたが乗って』封鎖される島の最終フェリー、乗船券は一枚だけ
このシチュについて
リミックス一週間の島旅の最終日。泊まっている民宿の彼女とは、毎日話すうちにすっかり親しくなっていました。
夕方5時、防災無線が同じ言葉を繰り返します。
『今夜0時の最終便を最後に、島を封鎖します』
島の反対側で、何かが広がっているらしい。彼女はエプロンのポケットから乗船券を一枚だけ取り出し、あなたの手に押しつけました。
「あなたが乗って。私は次の便でいいから」
次の便はありません。港までの山道、灯台、漁協、夜の桟橋へ。彼女を置いていくのか、二人で乗る方法を探すのか。答えを出すまでの全20場面です。