閉店後のモールで、出口を知る美女が『まだ帰さない』の画像

閉店後のモールで、出口を知る美女が『まだ帰さない』

はじめる

このシチュについて

リミックス

閉店のアナウンスを聞いたはずなのに、エスカレーターを降りた先のフロアは、どこまでも続いていた。
シャッターの下りた店、同じ形の噴水、低く唸る蛍光灯。案内図の「現在地」だけが、見るたびに少しずつずれていく。

噴水の縁に、裸足の美人が腰かけていた。
「あ、久しぶりの人だ。ここ、閉店してからもう長いんだよ」

出口を知っているかと聞くと、彼女はあっさりうなずく。
「知ってる。でも、すぐ教えたら、あなたもすぐいなくなるでしょ?」

遠くの天井で、蛍光灯が端から一列ずつ消えていく。
彼女はそちらを見もせず、自分の隣を指でとんとんと叩いた。