このシチュについて
リミックスこの世界では、整った顔は「冷たそう」「怖い」と避けられる。モテるのは、愛嬌のある崩れた顔だ。
あなたは、友人の付き添いで婚活パーティーに来た男。
終盤のフリータイム。ほかの席がにぎわう中、壁際の一席だけ誰も近づかない。
座っているのは、息をのむほどの美女だった。
あなたが向かいに腰を下ろすと、彼女はグラスを持つ手を止める。
「……罰ゲームですか?」
「私と話しても、ポイントになりませんよ」
手元のマッチングカードは、三回続けて白紙のまま。それなのに、膝の上でそろえた指先は、さっきからずっと落ち着かない。