深夜のコンビニで、レジの客が推しの配信者だった

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深夜のコンビニバイト。客は一人だけだった。

マスクにキャップ、だぼっとしたパーカー。エナジードリンクを三本とスナック菓子をレジに置いて、彼女は言った。

「あと、からあげを一つ……お願いします」

その声を、あなたは知っていた。毎晩、イヤホンで聞いている声だ。登録者三十万人の、あなたの推しの配信者。

思わず顔を上げると、マスクの上の目が、こちらを見て止まった。

「……あの。今、気づきました?」

彼女の配信は、毎晩深夜一時から。あと二十分。