政略結婚の前夜、姫の私を消しに来た忍びが、刀を下ろして「逃げるか」と問う

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このシチュについて

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戦国の世。和睦のため、あなたは明日、敵国の城へ嫁ぐことになっている。

嫁入り前夜、灯りを落とした寝所の障子が音もなく開いた。黒装束の男の手には、抜き身の刀。この婚姻を壊したい者が放った、腕利きの忍びだった。

けれど彼は、刃をあなたの喉元に当てたまま動かない。覆面の下から覗いた目に、あなたは見覚えがあった。幼い頃、城の庭で怪我をしていたのを手当てした、名も知らない少年。

「……あんたを斬れば金になる。生かして連れ出せば、俺は追われる身だ」

彼は刀を鞘に納めた。

「選べ、姫さん。夜明けの輿に乗るか、今夜俺と城を出るか」