初恋シチュ: 20件
初恋のシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 20件のシチュから選べます。
地元の神社で、幼馴染が十年分の絵馬を並べている
あなたは、お盆に帰省した会社員。子どもの頃によく遊んだ神社の夏祭りに、十年ぶりに来た。
境内の奥、絵馬掛けの前で、背の高い人が一枚ずつ絵馬を外していた。
振り返った顔に、見覚えがある。小学校の卒業と同時に引っ越していった、幼馴染。
「……やっと来た」
彼は外した絵馬を、石段に並べていく。一枚、二枚、十枚。
どれも同じ字。年号だけが違う。
『あいつにもう一回会えますように』
「毎年、盆だけ戻ってきて書いてた。神様、十年かかったけど」
最後の一枚だけ、彼は裏返したまま、手のひらで押さえている。
「今年のは、まだ見せない。会えたから、書き直さなきゃいけないし」
タクシー運転手の私の後部座席に、十八の冬に別れた初恋の人が乗ってきた
夜のタクシー。雪が降り始めた交差点で、手を挙げた客を乗せた。
「空港まで」。その声で、ハンドルを握る手が止まった。ルームミラーの中に、十八の冬に別れた初恋の人がいる。
あの頃、二人で一つのイヤホンを分けて聴いていた曲が、偶然ラジオから流れ始めた。
後部座席の彼が、ミラー越しに目を見開いた。
「……この曲、まだ聴けるようになった?」
婚約披露の夜、死んだ初恋の人が別人として現れた
高校二年の冬、雪の中で初めて手をつないだ転校生は、その大晦日、事故でいなくなった。
十年。幼なじみの彼と婚約して、ようやく前を向けるようになった。
今夜は、仕事仲間を招いた婚約披露の食事会。
遅れて着いた取引先の建築家が、店の扉を開けて入ってくる。
髪の色も、話し方も違う。名前も違う。
それなのに、ピアノの横を通り過ぎるときの、あの横顔だけが。
「初めまして。……どこかで、お会いしましたか?」
20+
駅で再会した初恋の彼は、もう私の声が聞こえない
高校三年の冬、好きなバンドの曲を、毎日イヤホンを片方ずつ分け合って聴いていた。
卒業してすぐ、彼は『好きな人ができた』とだけ言って、いなくなった。
——八年後。夕方の駅のホームで、人ごみの向こうに、あの頃より少し痩せた背中を見つけた。
名前を呼んでも、振り向かない。
もう一度、大きな声で呼ぶ。それでも振り向かない。
肩に触れると、彼は驚いたように目を見開いて、それから、ゆっくりと両手を動かした。
あなたには読めない、手の言葉。最後に一度だけ、彼は自分の耳を指さした。
駅のホームで、八年ぶりの初恋の彼が手話で話していた
高校のとき、あなたには大好きな人がいた。あなたの名前を呼ぶ、少し低くてやわらかい声が好きだった。
卒業してすぐ、彼から一行だけ届いた。『好きな人ができた。別れよう』。それきり番号ごと消えた。
八年後。乗り換えの駅のホームで、見覚えのある横顔を見つけた。名前を呼ぶ。何度呼んでも、彼は振り向かない。
肩に触れると、彼はようやくこちらを向き、目を見開いた。それから隣にいた友人へ向かって、すばやく手を動かす。手話だった。
彼はスマホに何かを打ち、黙って画面をこちらへ向けた。
『耳、聞こえなくなった。だから、もう話せない』
電車の到着を告げるアナウンスが、ホームに響いている。彼にだけ、届かないまま。
専属マネージャーになったら、トップアイドルの初恋の相手は私だった
トップアイドルの専属マネージャーに抜擢された。担当は、今いちばん人気の彼。
ライブの後の楽屋。二人きりになった途端、彼はスマホの画面を見せてきた。
小学校の卒業アルバム。寄せ書きのページの、私の字。
「やっぱり。覚えてないんだ。……俺の初恋、君だよ」
「明日の会見で『恋愛の予定はありません』って言うの、ちょっと嘘になるな」
階段で転んだら2004年の大学時代。告白できなかった彼が部室にいる
39歳。売れない漫画家。
連載は打ち切られ、父が急に亡くなって、夫とはもう何日も口をきいていない。
帰省した実家の階段で、足を踏み外した。
——目を覚ますと、そこは大学の漫画研究会の部室だった。
机の上にはガラケーとMD。窓の外から、懐かしい流行歌。カレンダーは、2004年。
「あ、起きた? 机で寝てたからさ」
振り返って、息が止まる。
あの頃、ずっと好きだった人。最後まで、好きだと言えなかった人。
「これ、新作? 勝手に読んでた。……やっぱお前の絵、好きだわ」
210+
階段で転んだら大学二年の春。初恋の先輩が、まだ笑っている
三十九歳。夢は叶わず、家族ともすれ違い、気づけば一人だった。
実家の階段で足を滑らせて——目を開けると、二十年前の大学の部室にいた。
「おい、寝ぼけてんのか? 新歓の準備、手伝えよ」
声をかけてきたのは、あの頃好きだった先輩。言えないまま、卒業と一緒に終わった初恋。
若い体。若い声。机の上には、懐かしい二つ折りの携帯。
今度は、後悔しないように生きられるだろうか。
お見合いのホテルレストランに、相手の代わりに初恋の人が現れて『俺が来た理由、わかるよな』と言う
親に押し切られて受けたお見合い。ホテルのレストランで待っていると、現れたのは写真の相手ではなかった。
高校時代、何も言えないまま別れた初恋の人。スーツ姿で向かいの席に座り、店員に「相手の方は来ません」と告げる。
「今日の相手には、俺から話をつけた」
テーブル越しに、まっすぐ目を見られる。
「……俺が来た理由、わかるよな」
夢で何度も踊った人が、森で『僕も君の夢を見ていた』と手を取る
眠るといつも、同じ人と踊る夢を見る。
顔はぼんやりして見えないのに、手の温かさと、少し低い声だけは、目覚めてもはっきり覚えている。
今日も森で木の実を摘みながら、小鳥たちを相手に、夢の中の彼と踊るまねをしていた。くるりと回った、そのとき。
誰かの手が、私の手をそっと取った。
「——続きを、踊ってもいい?」
目の前にいたのは、狩りの装いの青年だった。夢の中と、同じ声。
「驚かないで。……僕も、何度も君の夢を見ていたんだ。森で、こうして踊る夢を」
彼は私の手を握ったまま、少し照れくさそうに笑った。
「やっと、顔が見られた」
60+
塔から出たことのない私の窓へ、逃亡中の王子がよじ登ってきた
生まれてから一度も、この塔を降りたことがない。母さまが「外は怖いところよ」と言うから。
毎年、私の誕生日の夜にだけ、遠くの空にたくさんの灯りが浮かぶ。あれが何なのか、私は知らない。
「——っ、はぁ、高すぎるだろ、この塔……!」
窓枠に、男の人の手がかかった。息を切らして這い上がってきたのは、上等な服を泥だらけにした青年だった。
「頼む、少しだけ匿ってくれ。下に追手がいるんだ」
彼は床に座りこんで、それから、窓の外の空を見上げた私に気づいた。
「……あの灯りを見てるの? あれ、三日後の祭りで、王宮から飛ばす灯籠だよ」
彼は少し笑って、泥だらけの手を差し出した。
「匿ってくれたお礼に。……近くで、見たくない?」
110+
願いの井戸に恋の歌を歌ったら、塀の向こうの王子が続きを歌った
お城の裏庭の掃除は、いつも私ひとりの仕事。
小鳥たちに囲まれて、古い井戸に向かって、こっそり願いを歌うのが日課だった。
「いつか、素敵な人に、会えますように——」
井戸の底から、私の声がこだまして返ってくる。……はずだった。
「——会えますように。もう、会えたかもしれないけど」
知らない男の人の声。振り返ると、石の塀の上に、白い馬を連れた青年が身を乗り出していた。
「驚かせてごめん。あまりにきれいな歌だったから、つい、続きを」
青年は塀を軽々と越えて、私の前に降り立った。腰の剣には、隣国の紋章が入っている。
「僕の願いも、今、一つ叶ったところなんだ。……君の名前を、聞いてもいい?」
20+
一夜だけのはずの朝、初恋の彼がシーツの中で『もう一回』と覆いかぶさる
友人の結婚式の二次会で、十年ぶりに初恋の人と再会した。お酒の勢いで、一夜を過ごした。
朝。そっとベッドを抜け出そうとしたあなたの腕を、寝ぼけた声が掴む。
「……一回だけのつもりだった?」
シーツごと引き戻されて、彼が上から覆いかぶさる。素肌と素肌が、朝の光の中で重なる。
「俺は、十年分には足りてない」
政略結婚の前夜、姫の私を消しに来た忍びが、刀を下ろして「逃げるか」と問う
戦国の世。和睦のため、あなたは明日、敵国の城へ嫁ぐことになっている。
嫁入り前夜、灯りを落とした寝所の障子が音もなく開いた。黒装束の男の手には、抜き身の刀。この婚姻を壊したい者が放った、腕利きの忍びだった。
けれど彼は、刃をあなたの喉元に当てたまま動かない。覆面の下から覗いた目に、あなたは見覚えがあった。幼い頃、城の庭で怪我をしていたのを手当てした、名も知らない少年。
「……あんたを斬れば金になる。生かして連れ出せば、俺は追われる身だ」
彼は刀を鞘に納めた。
「選べ、姫さん。夜明けの輿に乗るか、今夜俺と城を出るか」
同窓会の二次会で、彼の片思いを親友がばらした
高校の同窓会の二次会。居酒屋の座敷で、酔った彼の親友が、いきなり大声を出した。
「なあ、知ってた? こいつ、高一からずっとお前のこと好きだったんだぞ」
親友が肩を組んでいるのは、学年一の人気者だった彼。指を差されたのは、あなた。
座敷が一瞬で静まり返る。
彼は親友の口を手で塞いだまま、ゆっくりあなたを見た。
「……過去形じゃないところまでは、言わせないから」
親友の口から手を離さないまま、彼は目を逸らさない。
張見世の格子越しに、村の幼なじみが客として私を選ぶ
張見世の格子の内側で、あなたは今夜も客を待っている。
格子の外を流れていく男たちの中で、一人だけ足を止めた男がいた。日に焼けた顔、眉尻の古傷。十年前に村を出たきり、行方の知れなかった幼なじみ。
彼は格子に指をかけ、あなたを見つめたまま、見世の若い衆に告げた。
「この人を。……朝まで」
声が、昔とまるで違う。低く、掠れている。
座敷に通された彼は、膝の上で拳を握りしめていた。
「……迎えに来るって約束、遅くなりすぎたな」
引っ越しの朝、隣の彼が『初恋だった』と過去形で言う
転勤で地元を離れる朝。最後の段ボールを運び出してくれたのは、生まれたときから隣の家に住む幼なじみの彼だった。
空っぽになったあなたの部屋で、彼は窓枠に残った小さな落書きを指でなぞる。小学生のころ、二人で彫った相合傘。
「言っとくけど、初恋だったんだよ。……昔の話な」
笑って言うくせに、外の引っ越しトラックへ目をやったまま、あなたの方を見ない。玄関先に置いた最後の段ボールから、彼はまだ手を離さない。
トラックの運転手が、出発の時間だと声をかけてきた。
同窓会の帰り道、初恋の彼が名前のない手紙を出した
中学の同窓会の帰り道。二次会を抜けたあなたを追いかけてきたのは、卒業以来十年ぶりに会った初恋の彼だった。
街灯の下で、彼は財布から折り目のすり切れた便箋を取り出す。卒業式の日、名前を書けないまま彼の靴箱へ入れた、あなたの手紙。
「これ書いたの、君だよね。……字、変わってない」
十年分の折り目を、彼は指で丁寧に伸ばしている。
「返事、ずっと誰に言えばいいのか分からなかった」
背後の店から、二次会へ戻れと友人たちが呼ぶ声がする。
1.2K+
あと一ヶ月、初恋の君には言わない
治療の選択肢が尽き、残された時間は一ヶ月ほどだと告げられた夜。病院の屋上へ逃げたあなたを追ってきたのは、学生時代に何も告げず離れた初恋の人だった。
今はこの病院の医師になった彼は、風に飛ばされた診療計画書を拾い、あなたの名前と期限を見つめたまま動かない。かつてあなたが彼を避けた理由を、嫌われたからだと信じている。
面会終了まで二十分。家族が勧める療養先の申込期限は明日。彼は医師として結論を押しつけず、震える指で書類を返す。
「何も決めさせてなんて言わない。ただ、いなくなる準備を俺に隠した理由だけ聞かせて」
180+
婚約者を妹に奪われたので、妹の初恋の男と契約婚する
妹はいつもあなたのものを欲しがった。婚約者まで奪われた夜、あなたはもう泣かないと決める。そんなあなたに、妹が本当に欲しがっていた男が契約を差し出す。
「復讐に俺を使え。だが覚悟してくれ。俺は芝居が下手で、本気に見える」
手を組むだけのはずだった。けれど彼の眼差しは、最初からあなたを選んでいる。姉妹の因縁と偽装婚が火花を散らす逆転ロマンスです。
