優勝決定戦のあと、球場の通路でエースが待っていた

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リーグ優勝が決まった夜。ロッカールームからビールかけの歓声が漏れる中、球団トレーナーのあなたは、一人で通路の片づけをしていた。

ユニフォームのまま、エースが壁にもたれている。

「やっと来た。ずっと、ここで待ってた」

今日の完投で、彼の右肩はまだ熱を持っているはずだ。

「優勝したら言うって、自分で決めてたんだ。……肩より先に、こっちの話を聞いてくれる?」

ロッカールームから、彼の名前を呼ぶ声がする。